骨盤矯正とは、「妊娠や出産、姿勢などが原因で開いてしまった骨盤を元の位置に戻すこと」を指し、妊娠・出産が原因で開き、緩んでしまった骨盤を元に戻し、骨盤底筋の強化をすることを「産後骨盤矯正」と呼んでいます。骨盤自体は、骨ですので歪むということはありませんし、矯正というのは骨折や脱臼など正常な状態から逸脱した関節を治すと意味なので本来であれば「矯正」というのは正しくありません。

よって、「産後骨盤矯正」は「妊娠・出産によりバランスの崩れてしまった骨盤の位置を正す」ことです。

また、瑞穂町あい整骨院では、妊娠・出産だけでなく、育児によっても骨盤のバランスは崩れやすいと考えています。
小さなお子さんの育児は長時間同じ体勢でいなくてはならないことが多くあります。
この長時間の同じ体勢でいるということやお子さんに合わせて屈んだ姿勢なども骨盤のバランスを崩す大きな要因です。
産後の骨盤矯正は産後6ヵ月までに始めるのが効果的とされていますが、出産から時間がたっていても産後骨盤矯正の施術は可能です。
一度、瑞穂町あい整骨院にご相談していただければと思います。

妊娠出産で骨盤が歪む原因は、妊娠中出産する際に胎児が通れるように骨盤を緩ませるために「リラキシン」というホルモンが分泌されるためです。
妊娠7週目から分泌され産後は分泌がストップします。産後6カ月程で緩みがなくなり始め、徐々に固定されていきます。

通常であれば徐々に固定され戻っていきますが、抱っこや授乳等で産前より無理な体勢で体に負担をかけるため、バランスの崩れたままの骨盤になってしまい、元の状態まで戻れないということがあります。
また、バランスの取れない状態が長く続くと、腰痛や恥骨痛の原因にもなってしまいます。

産後に太りやすくなる原因として以下があげられます。

基礎代謝の低下　

妊娠・出産時は、子宮が大きくなるにしたがって腹筋が伸ばされることや産道確保のため骨盤開きお腹や骨盤周辺の筋肉が緩みます。
さらに、子宮や胎児を守るために体脂肪がつきやすくなります。
ホルモンバランスの影響や、運動ができないことにより筋力が低下し体温低下が起きたり血液循環が悪くなったりすること、悪阻や授乳・ストレスなどの影響で食生活が乱れることにより基礎代謝が低下してしまいます。
基礎代謝が低下すると、消費されるエネルギー量が減るので脂肪が燃焼できず、痩せにくい状態になります。

崩れた骨盤のバランス

出産するために開いた骨盤は産後6ヶ月で緩みが無くなり始め、徐々に固定されていきます。

元のように戻るには筋肉や人体の支えが必要ですが、産後は筋力が低下していることがほとんどのため左右差などが起き骨盤のバランスが悪くなってしまいます。
骨盤のバランスが崩れると内臓下垂による下腹部のたるみや骨格の左右差などが起き基礎代謝の低下にもつながり、元の体型に戻りづらくなります。

バランスの悪い食事

妊娠中や産後すぐの悪阻や、授乳中の空腹の影響で偏った食事や手軽に食べられる菓子パンやおにぎり、お菓子をついついたくさん食べてしまうことがあります。
また、お子さんの生活に合わせてお世話をしながら焦ってご飯を食べたり、自分の食事に時間を割けなかったり、ついつい早食いになってしまうこともあります。
野菜や果物を摂らずに、おにぎりやパンなど炭水化物や脂質の多い食事では栄養が偏ってしまい、痩せにくくなります。

妊娠中に溜めた脂肪

妊娠中は、子宮と胎児を守るため体脂肪を蓄えやすくなります。
また、悪阻が終わったことや、授乳による空腹、ストレスなどで食欲が増進することもあります。
さらに運動不足になりやすいため体重は増えやすくなります。妊娠中に蓄えた脂肪は出産してもすぐには落ちません。
活動することで体脂肪は落ちていきますが、蓄えた量が多いと落とすにも時間がかかります。

「リラキシン」の分泌が止まり、緩みが元に戻る前で、骨盤がまだ柔らかく元に戻りやすいこの産後6カ月間が産後骨盤矯正には重要です！！

自然分娩の産後1カ月検診で子宮の状態が良好とされれば、産後骨盤矯正の施術を開始することができます。
しかし、実際には悪露（おろ）や後陣痛が治まり、体調も安定してくる産後2カ月ごろからの産後骨盤矯正の施術を瑞穂町あい整骨院ではすすめております。

帝王切開であっても、胎児の成長とともに骨盤は開きますし、ホルモンの分泌は同様に起こるので産後骨盤矯正の施術は効果的です。
しかし、傷口や体の状態は人によってさまざまなので、一度産院の先生にご相談されると安心かと思います。
ご不明点などありましたら、瑞穂町あい整骨院までご相談ください。

また、お体の状態により施術内容が変わることがありますので、一度瑞穂町あい整骨院にお電話や公式LINEなどでご連絡ください！