顎関節症は顎関節や咀嚼筋の痛み、口を動かした時に顎から音がしたり、口の開閉や顎関節の運動が正常ではない等をまとめた疾患名の総称です。

顎関節は、下あごを動かす関節で、下顎窩という頭の骨(側頭骨)のくぼみと下顎骨・下顎頭という下あごの突起で構成され、耳の穴の前に位置します。

耳の前に手を当てて口を動かしたときに動く部分のことです。下顎窩と下顎骨の間には関節円板(かんせつえんばん)というクッションのような役割をする組織があり、下顎窩と下顎骨が直接ぶつからないようになっています。

関節円板は通常、下顎頭と一緒に動きます。

しかし、何かしらの原因で関節円板がずれたり、引っ掛かることで、口の開閉がうまくいかなかったり、音が出るようになることがあります。

一生の内、二人に一人は経験すると言われるほど身近な疾患です。

「カクンカクン」などと音が鳴ったり、大きく口を開けたり食べ物を噛もうとする時に顎に痛みが出るのは、顎関節症で起きやすい症状の一例です。症状は幅広く、程度も個人差が大きいのが特徴です。しかし、症状が出ても一次的であれば特に治療の必要はなく、実際に治療が必要となるのは全体の5％程とも言われてます。もしも治療が必要になったとしても、適切な対処を行うことで、日常生活を問題なく過ごすことができます。

・しばらく経っても症状が軽快しない

・痛みがひどい

など重い症状の場合、放置しておくと顎の機能が損なわれる可能性もあるため、医療機関を受診する事をおすすめしています。

西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、病院に行くべきかの鑑別も行っています。まずはお気軽にご相談ください。

顎関節症の主な症状は、

・顎や顎周辺の痛みやだるさ

・口を開けたり、閉じたりするときに音が鳴る(関節雑音)

・口が開けにくい、大きく開かない(開口障害、運動異常)

があります。

顎関節症による主な症状は上記ですが、症状をそのままにすると下記のような症状が出現する場合も珍しくありません。

・頭痛

・首や肩のこり

・腰痛

・めまい

・耳鳴り

・耳の詰まり感

・難聴

・眼精疲労

・鼻の症状(鼻がつまった感じがする)

・あごの不安定感

・歯、舌の痛み

・味覚の異常

・口渇感

・嚥下困難(飲み込みにくさ)

・呼吸困難

・四肢のしびれ

顎の症状と他の部位の症状があるため、受診する病院を迷う方も少なくありません。どこに行くか迷う前に一度西多摩郡瑞穂町あい整骨院にご相談ください。

★顎関節症のセルフチェック　西多摩郡瑞穂町あい整骨院

簡単に顎関節症のチェックをしてみましょう。

その1　指が縦に3本、口に入りますか？

その2　口の開閉時に痛みはありませんか？

その3　口を大きく開いたとき、まっすぐに開いていますか？

その4　するめなどの硬いものを食べたとき顎や顔に痛みはありませんか？

その5　口の開閉時に顎から音がしませんか？

当てはまる人は顎関節症のリスクがあります。早めにご来院ください。

顎関節症は、さまざまな要因が絡み合い発症に至ると考えられています。

その要因には、

・急激なストレスによるもの

・寝ている際の歯ぎしり

・唇や頬をかむ癖がある人

・食事の際に左右どちらかで噛むことが多い

・食いしばり

・かみ合わせが悪い

・うつぶせ寝

・頬杖

等が挙げられます。

生活習慣や癖が要因となっている場合が多く、顎関節症を改善していくには、これらの要因を改善していくことがとても大切です。

★顎関節症４タイプ西多摩郡瑞穂町あい整骨院

①筋肉痛タイプ(Ⅰ型)

食いしばりや咀嚼筋の使いすぎ等により筋肉が炎症を起こし、痛みが発症しているタイプ。炎症を起こす筋肉が咬筋の場合には、頭痛の症状を訴える人もいます。安静の保持と筋緊張の緩和で改善をしていきます。

②捻挫タイプ(Ⅱ型)

するめや肉などの硬いものを食べすぎたり、大きい口を開けすぎた等により関節を包む組織で炎症が起こり発症するタイプ。顎関節が耳の前方にあるので、耳の痛みを訴える場合もあります。出来る限り顎の安静を保ち、炎症が治った後筋緊張を緩和することで改善をしていきます。

③ズレタイプ(Ⅲ型)

下顎と上顎の間にある関節円板というクッションの役割を担う組織の位置がズレることで、痛みが出たり、音が鳴ったり、口が開かなくなるタイプ。音が鳴る(関節雑音)だけの場合は治療の必要はないと言われていますが、口が開かない(開口障害)症状が出現した場合には、病院での治療が必要な場合があります。

④骨の変形タイプ(Ⅳ型)

Ⅲ型のズレタイプを放置して悪化するとこのタイプになることがあります。顎関節を構成している下顎骨の関節突起が変形して発症します。このタイプは病院でレントゲン撮影の上診断されます。口を動かしたときにジャリジャリした音(クレピタス音)がするのが特徴です。

西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、顎関節症の根本的な原因は、「生活習慣」にあると考えています。

顎や口は、食事や会話、呼吸など生きる上で必要な行動に使われる重要な部位であり、負担がかかりやすい部位でもあります。

通常上下の歯は、接触する時間が短く、会話や食事でのみ接触しますが、食いしばりや歯ぎしり、頬杖などがある人は、顎周りの筋肉が緊張するため、常に歯の接触時間が長くなり顎関節に負担がかかります。また、ガムをたくさん噛んだり、スマートフォンの使用時間が長いなどの生活習慣も顎関節や顎周りの筋肉を緊張させる要因になり、顎関節症の発症リスクになります。

西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、患者様によって異なる生活習慣にも目を向け、顎関節症の施術プランを作成します。そのため、カウンセリングの時間やお身体のチェックを行う時間を十分に取り、顎関節症を発症した原因を見つけます。

顎関節症の患者様の多くは、顎周りの緊張に加え、背中や肩周りの筋肉の緊張も見られます。

それは、顎の微妙なズレは頭の位置を変化させるため、重心のズレに繋がり、重心が変化すると身体は、バランスを保持するために自然と姿勢が変化するため、負荷がかかる筋肉や関節も変わるからだと考えています。そのため、顎や頬の筋緊張を緩和し、関節がスムーズに動くようにするだけではなく、背中や肩などの筋肉の筋緊張の緩和や、姿勢・骨盤矯正を行うことで関節が役割に合った動きを出来るように調整し、それぞれの関節の負担を軽減させます。

さらに、食いしばりの主な原因はストレスなどの精神的要因と言われています。食いしばりは、クレンチング症候群とも呼ばれ、ストレスを緩和するために無意識に食いしばっていると言われたり、ストレスや緊張するような場面にいると交感神経が優位になり筋肉が緊張するため、口周りの筋肉も緊張し、食いしばるような状態になるために起こると言われています。

また、筋緊張は肩こりや頭痛などの原因にもなります。そのため西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、ストレスによる筋緊張の緩和やケア方法の指導なども行っております。

顎関節症でお困りの方がいらっしゃいましたら、西多摩郡瑞穂町あい整骨院へお気軽にご相談ください。