捻挫は日常生活やスポーツ中などあらゆる場面で発生しやすいケガの一つです。

日常生活では、階段や段差でつまずいて、足首を捻ったり、手首をついたりして捻挫が起こります。スポーツ中の捻挫はバスケットボール、サッカー、体操、陸上競技などどんな競技でも起こりますが、特にバスケットボール、サッカーは捻挫が多いと言われています。

そもそも捻挫とは、「関節を可動域以上に捻ったことで、関節の周囲の組織(靭帯や腱、軟骨など)が損傷すること」です。捻挫をすると腫脹、内出血、痛みなどの炎症が起こります。腫れや痛みがいつまで経っても改善されない場合や、関節がグラグラして安定しない場合には、骨折をしていたり靱帯が断裂している場合があります。

捻挫をすると、その関節部分が炎症を起こし腫れてきます。身体全体のどの関節でも捻挫は起こりますが、特に「足首」「手首」「指」など可動域の大きい関節に多くみられます。突き指やむち打ちも捻挫の一種です。

捻挫は靱帯の傷つき具合によって損傷レベルが分けられます。

「１度」：痛みも腫れも軽度で、靱帯が一時的に伸びている程度。

「２度」：靱帯の一部が切れてしまっている状態。

「３度」：靱帯が完全に断裂していて、関節が不安定になっている状態。

損傷した靭帯の箇所によっては痛みを感じにくい場合もあり、1週間ほど経っても、違和感や痛みが続く場合は注意が必要です。軽く捻っただけだから大丈夫だろうと思わず、一度専門家に相談することが大切です。西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、捻挫の鑑別も行っています。お気軽にご相談ください。

捻挫の症状はその程度によって様々ですが、

・捻挫をした方向に関節を動かすと痛みが出る

・体重をかけると痛む

・痛めた部位を押すと痛い

・腫れる

・青あざができる(内出血)

・患部が熱っぽくなる

などが挙げられます。

また、捻挫は『急性期』と『慢性期』によって症状が異なります。

『急性期』では、捻挫した関節が腫れたり内出血や熱感などが起こります。また捻挫した方向に関節を動かすたびに強い痛みを感じます。痛みの強さや内出血の量、腫れの具合で捻挫の重症度が決まります。

『慢性期』では、ぐらつきによる不安定感や、捻挫した患部をかばって関節周辺の筋肉の緊張が特徴です。急性期ほどの痛みや腫れはありません。内出血も重力によって下のほうに広がっていきます。しかし、痛みがないからと治癒する前に運動を再開したり、無理をすると捻挫が癖になり、捻挫を繰り返したり、再受傷することもあります。

捻挫は、何かの衝撃や転倒などによって関節に強い力が加わり、関節が可動域以上に曲がったり、捻ったりすると捻挫が起こります。可動域以上に動くので、関節の周りの靭帯や腱、軟骨などの組織が損傷します。これらの組織は、関節が必要以上に動くのを抑制したり、骨同士がぶつからずスムーズに動くようにするなどそれぞれ役割を持っています。

そのため、捻挫の程度や損傷部位により、不安定さや動かしにくさが生じます。

捻挫は足首や手首に起こりやすい怪我の症状ですが、関節であればどこにでも起こる可能性があります。激しい動きの多いスポーツ選手にとって、日常的に起こる怪我の一つでもあります。筋肉の柔軟性を高めることや、身体を正しく使うこと、ケアを行うことが捻挫の予防に重要です。

西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、捻挫をした状況や身体の状態、日常生活についてなどをお聞かせいただき、さらにお身体の柔軟性や筋力、使い方などを確認させていただき、捻挫を起こした根本的な原因を改善し、再発・再受傷の予防を目指します。

まずは捻挫を起こしてしまった関節に腫れ、熱感、内出血などの炎症症状があるかを確認します。炎症症状がある場合は、電気療法やアイシング、抗炎症作用のある湿布などで炎症症状を抑えていきます。炎症症状が抑えられたら次に筋肉にアプローチしていきます。筋肉にアプローチする事で、捻挫をした関節の可動域制限を除去していきます。

炎症症状が取れて、捻挫を起こしてしまった関節の周辺の筋肉が緩んだら、次に行うのは根本改善です。西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、疼痛緩和（痛みの除去）をした後の根本改善に力を入れています。根本改善とは、捻挫を起こしてしまった原因を追及し、原因に合った施術プランを作成します。

ケガをする多くの場合、身体の使い方・柔軟性・筋力・バランスに原因が隠れています。競技や業務の特性や日常生活を考慮し、それぞれに合った施術プラン・トレーニング・ストレッチ・通院頻度・ケア方法をご提案いたします。

捻挫や関節の痛みでお悩みの際は西多摩郡瑞穂町あい整骨院にご相談ください。

捻挫の場合には早期に処置をすることが重要になるため、捻挫をしてしまった際にはまず「RICE処置」を行なって下さい。RICE処置が行われると治癒・回復は促進され、日常生活やスポーツへの復帰も早められます。

Rest（安静）：スポーツ活動の停止

→安静に関しては無造作に動かさないことが優先です。筋肉や関節の動きを抑えることによって内出血も抑えられます。

Ice（アイシング）：患部の冷却

→ビニール袋やアイスバッグに氷を入れて、患部を冷却します。

15〜20分ほど冷却したら（患部の感覚が無くなったら）はずし、また痛みが出てきたら冷やします。

Compression（圧迫）

→患部を包帯やテーピングで圧迫することで、出血や腫れを抑えることができます。

末端ほど強い圧力で、体幹に向かうほど徐々に弱く圧迫するのが理想的ですが、これには若干の練習が必要です。

不安な場合はあまり強く圧迫しすぎないようにしましょう。

Elevation（挙上）

→損傷部位を心臓より高く挙げるようにします。