股関節の痛み
- 身体を動かすと股関節から音がしたり、痛みがある
- 股関節が動かしづらい
- 朝や身体を動かそうとしたときに股関節が固まっている気がする
- 病院で人工股関節にしなければいけないと言われた
股関節痛とは?|西多摩地区(瑞穂町・武蔵村山市・羽村市・福生市・青梅市)あい整骨院
股関節とは、人体の中で一番大きな関節で、骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)というくぼみに、太ももの骨の頭(大腿骨頭:だいたいこっとう)がはまり込んだ構造になっています。股関節は構造の特性上、自在に動かすことが可能で、立つ・座る・歩くなど日常生活を送るうえで重要な動きを担っています。また、体重を支える役割も担っている関節でもあります。
骨盤の寛骨臼と大腿骨頭の骨の表面は軟骨で覆われています。この軟骨の役割により、摩擦が軽減され、運動したときの衝撃が吸収されます。
股関節の痛みは、多くの場合、太ももの付け根の「鼠径部:そけいぶ」と呼ばれるところの奥の方に感じます。また、人によっては太ももの前に放散するような痛みを感じることもあります。
股関節痛の原因とは?|西多摩地区(瑞穂町・武蔵村山市・羽村市・福生市・青梅市)あい整骨院
股関節は様々な動きをする関節なので、痛める原因やその症状も異なります。
西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、症状や痛めた原因を丁寧にカウンセリングを行い、必要に応じて整形外科などの受診もご提案いたします。
スポーツが原因
「グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)」
グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)は、1つの疾患を指すのではなく、恥骨結合炎・内転筋腱障害・腸腰筋腱周囲炎・鼠径部ヘルニアなどの総称です。
・症状
グロインペイン症候群の主な症状は、キック動作など股関節を動かしたときの痛み、鼠径部のほか、下腹部や内ももなどの痛みが生じます。始めは、ボールを強く蹴ったときや、ダッシュをしたときに痛みが生じますが、徐々に、ボールを蹴る、歩くといった動作でも痛みが生じるようになります。
・原因
サッカーやラグビーなどのキック動作が多いスポーツで多く見られます。股関節の可動域不足や体幹の筋力不足などが原因で不安定なままキック動作を行うことで股関節に負荷がかかり発症します。様々な要因が絡み合い発症に至るので、原因の特定は難しいと言われています。
・予防
グロインペイン症候群を予防するには、股関節周辺の筋肉を柔らかくするストレッチ、体幹や股関節周辺の筋肉のトレーニングを行うことが有効です。
加齢や肥満、転倒、先天性疾患が原因
「変形性股関節症」
変形性股関節症は、大腿骨頭と寛骨臼の間の軟骨がすり減り、炎症を起こし、痛みが生じる疾患です。
・症状
変形性股関節症の症状は、股関節症の痛みとうごかしにくさ(可動域制限)です。
初めの頃は、動き始めや立ち上がり動作などで痛みを感じますが、徐々に安静時にも痛みを感じるようになります。痛みが強くなると足を引きずって歩くようになったり、靴下をはくのが難しくなったりします。また、痛みは股関節だけではなく、膝やすね、腰などの場合もあります(放散痛)。
変形が進行すると、左右の足の長さが異なったりすることもあります。
・原因
変形性股関節症は、関節の間の軟骨が摩耗することが発症のリスクになります。
変形性股関節症の中で最も多い原因は「寛骨臼形成不全:かんこつきゅうけいせいふぜん」だと言われています。これは生まれつきや発育の段階から、股関節を形成する骨盤の溝(寛骨臼または臼蓋)が浅く、大腿骨頭が十分に覆われていない状態を指します。股関節はもともと体重を支える役割や動きが多様にできる負荷が大きい関節です。
寛骨臼の溝が浅いと股関節で受け止めている負荷を狭い範囲で吸収しなければならないため、負荷が集中しやすく、変形性股関節症を発症しやすいと言われています。
そのほか、乳児期に股関節を脱臼することも股関節が不安定になるので変形性股関節症を発症しやすくなります。
また、寛骨臼が大きすぎることで、骨盤と大腿骨頭が衝突しやすくなり、関節唇(かんせつしん)を損傷し、股関節が不安定になりやすく、変形性股関節症のリスクになります。また関節唇は、身体の使い方によっても損傷しやすい部位でもあるので、身体の使い方の癖が発症リスクになる場合もあります。
さらに、重量物を運ぶ仕事や長時間立ちっぱなしの仕事、激しいスポーツをしている場合も変形性股関節症を発症しやすい傾向があります。
そして、股関節は体重を支える役割を持っているので、体重の増加や肥満も股関節にかかる負担を増やすため、変形性股関節症の発症リスクになります。
「大腿骨頚部骨折」
大腿骨頸部は、股関節を形成している部分から出てすぐ曲がったところを指します。この部分は大腿骨頭を支える頚(くび)の部分なので、大腿骨頚部といいます。身体を支える役割があるので、転倒などの際に負荷がかかりやすく、骨折しやすい部位です。
・症状
大腿部頚部骨折は、太ももの付け根に痛みがあり、多くの場合、立つことや歩くことができなくなります。
・原因
股関節を形成する大腿骨頚部は、体重や身体を支える役割を持っています。
しかし、外力が集中するため折れやすいのが特徴です。
大腿部頚部骨折は、骨粗鬆症で骨が脆くなった高齢の方が起こることが多くあります。骨折すると、歩く、立つといった動作も困難になるため、動けないうちに運動機能がおち、寝たきりや認知機能の低下を招くこともあります。
股関節痛の施術方針|西多摩地区(瑞穂町・武蔵村山市・羽村市・福生市・青梅市)あい整骨院
西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、カウンセリングとお身体の確認を丁寧に行い、股関節に痛みが生じている原因や整骨院で施術が可能なのかを鑑別し、必要に応じて整形外科などの受診もご提案いたします。
当院で施術が可能な場合、さらに股関節の可動域や周辺の筋力、全身の柔軟性、身体の使い方、骨のアライメントなどをチェックし、患者様に合わせて施術プランを作成します。
初期の頃は、関節が炎症を起こしている可能性があります。炎症の徴候を確認しながら、抗炎症作用のある湿布や電気を用いて施術を行います。炎症を起こしている期間は、患部である股関節の負荷を軽減させるため、身体のバランスを調整したり、日常生活での注意点なども指導します。
炎症期を過ぎていたり、落ち着いた頃には、筋肉の筋緊張を緩和しながら、骨盤のバランスを整え、股関節の可動域を改善していきます。股関節の動かしにくさと骨盤のバランスが乱れる原因には、臀部や下肢の柔軟性不足や不良姿勢が挙げられます。骨盤のバランスを整えながら、身体の柔軟性を取り戻すことで骨盤が正しい位置に戻りやすくなります。
また、正しい位置や正しい姿勢を保つには筋力が必要です。同時にトレーニングを行うことで、再発予防や身体の動かしやすさ、パフォーマンス向上に繋がります。
また、関節にはそれぞれ構造上の特性と役割があります。各関節が役割を全うすることができると負荷を軽減させ、ケガのリスクを低くすることができ、パフォーマンス向上に繋がります。
股関節の場合はモビリティ関節という「動くこと」に特化した関節です。一方で、その上下の関節である腰椎と膝はスタビリティ関節という「安定」に特化した関節です。安定に特化した関節が不安定になると、動くことが役割の関節が十分に力を発揮することができず、パフォーマンスが低下したり、ケガをする原因になります。
反対に、安定に特化した関節が、役割通り安定すると、動く関節は十分に安定して動くことができ、より少ない負荷でパフォーマンスを向上させることができます。そのため、股関節が十分に動けるようになるには、腰と膝が安定することが大切です。しかし、腰と膝が安定するためには、その上下の関節である、胸椎・股関節・足首が動ける状態であることも同時に大切です。
そのため、身体の使い方の指導も行い、再発予防やパフォーマンス向上、競技への早期復帰を目指します。
このように身体は連動して動くので、痛みのある股関節やその周辺を施術するのではなく、全体を見て施術プランを作成し、状況や段階に応じて変化させていくことが大切だと、西多摩郡瑞穂町あい整骨院では考えています。
また、股関節は日常生活や競技においてとても重要な関節です。
そして、かかる負荷も大きい関節でもあります。
そのため、日頃のケアが再発予防にとても重要であり、健康的な生活にも重要です。
西多摩郡瑞穂町あい整骨院では、ご自宅でもできるケア方法の指導や、適切な通院頻度、期間のご提案もしています。
股関節の痛みや動かしにくさでお困りの際は、西多摩郡瑞穂町あい整骨院までご相談ください。
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